結論
2027年に開業を予定する主なホテルは、本記事で数えた範囲で23軒・約3,900室です。運営者・オーナーの立場から見ると、押さえておきたい点は次の4つです。
- 客室が増えるのは札幌・東京・広島:札幌と近郊で約960室、東京で約1,000室(うち約半分は既存の建物の改装・再開業)、広島で約540室が開業する。札幌と京都は、同じ年の閉館で客室がほぼ同じ数だけ減り、総数より「中身の入れ替わり」が大きい
- 地方都市に高価格帯の競合が入る:アンダーズ(広島)、マンダリン オリエンタル(高松・直島)、フォーシーズンズ(沖縄)など、これまで最上級の外資ブランドが少なかった地域で、エリアの価格の上限が変わる
- 人材の採り合いが同じ年に重なる:札幌は2027年3月から秋にかけて4軒が開業し、同じ年に2軒が営業を終える
- 外資の高価格帯は運営受託、国内はデベロッパー系の自社ブランドが中心:既存の建物は、ソフトブランドやフランチャイズで外資の看板に掛け替える例も出ている
既存のホテルは、開業日が発表された時点でコンプセット(競合ホテル群)を見直し、開業の準備採用が本格化する前に人材の引き留めを始めておくのが基本です。本記事は2026年10月18日時点の公式発表をもとにしています。対になる【2026〜2027年】閉館・営業終了するホテル一覧とあわせて読むと、どの都市で客室が入れ替わるのかが見えてきます。
はじめに
新しいホテルの開業は、同じエリアのホテルにとって、競合の出現であると同時に、価格帯や人材の動きが変わる合図です。ところが開業の情報は各社のプレスリリースや報道に散らばっており、「開業日が決まったのか、年の予定だけなのか」「客室数は何室か」「誰が持ち、誰が運営するのか」を一度に確かめられる場所はあまりありません。
そこで本記事では、2027年に開業を予定する主なホテルを、公式発表で開業時期と客室数が確認できたものに絞って一覧にし、エリアごとの客室供給、競合と単価への影響、人材、運営方式の傾向、既存ホテルが打つべき手の順に整理しました。報道でしか確認できない情報には「報道」と明記しています。
一覧:2027年に開業予定の主なホテル
開業日が近い順に並べています。「予定」は各社の公式発表、「報道」は報道のみで確認できた情報です。
| ホテル名(所在地) | 開業予定 | 客室数 |
|---|---|---|
| THE MARITIME HOTEL YOKOHAMA BAY (横浜市中区) | 2027年1月末 | 52室 |
| 東京麹町東急REIホテル (東京都千代田区) | 2027年2月1日 | 246室 |
| 三井ガーデンホテル大阪堂島浜プレミア (大阪市北区) | 2027年2月26日 | 220室 |
| ソンテイ京都 シャングリ・ラ シグネチャーズ (京都市) | 2027年初めに全館開業(2026年後半から順次) | 77室 |
| THE NEXTT HOTEL (東京都立川市) | 2027年3月1日 | 211室 |
| アパホテル&リゾート〈札幌駅前〉 (札幌市) | 2027年3月 | 500室 |
| 三井ガーデンホテル京都五条 (京都市下京区) | 2027年3月20日 | 207室 |
| THE THOUSAND HIEI ── 無為奥山 (京都市左京区) | 2027年春 | 33室 |
| シティエクスプレス by マリオット沖縄那覇 (那覇市) | 2027年春 | 215室 |
| コンラッド横浜 (横浜市中区) | 2027年(5月と報道) | 272室 |
| アパホテル〈札幌駅前西〉 (札幌市) | 2027年7月 | 168室 |
| 星のや飛鳥 (奈良県明日香村) | 2027年7月22日 | 35室 |
| 山の上ホテル 東京 (東京都千代田区) | 2027年夏 | 24室 |
| マンダリン オリエンタル 瀬戸内-高松 (香川県高松市) | 2027年夏 | 92室 |
| マンダリン オリエンタル 瀬戸内-直島 (香川県直島町) | 2027年夏 | 22室 |
| TRUNK(HOTEL) SAPPORO (札幌市中央区) | 2027年9月17日 | 107室 |
| バンヤン・グループ「DHAWA」 (北海道北広島市) | 2027年秋 | 182室 |
| ウォルドーフ・アストリア東京日本橋 (東京都中央区) | 2027年秋 | 197室 |
| voco広島 (広島市) | 2027年下半期 | 301室 |
| フォーシーズンズ リゾート アンド プライベートレジデンス 沖縄 (沖縄県恩納村) | 2027年(7月竣工予定) | 127室+ヴィラ28棟 |
| アンダーズ 広島 (広島市中区) | 2027年 | 235室 |
| IHG「ノーテッドコレクション」の新宿のホテル(名称未定) (東京都新宿区) | 2027年 | 207室 |
| プルマン東京銀座 (東京都中央区) | 2027年末 | 145室 |
なお、ヒルトンが2026年4月に「2027年開業」と発表した雅叙園東京 LXRホテルズ&リゾーツ(60室)は、2026年7月27日に「雅叙園東京」として営業を再開し、同年7月の発表では2026年末にLXRとして開業する予定に早まったため、表には入れていません。
エリアごとの客室供給の増え方
一覧の23軒をエリア別にまとめ、閉館一覧で取り上げた同じ年の閉館と並べました。
| エリア | 2027年の開業 | 同じ年に営業を終える主なホテル |
|---|---|---|
| 東京 | 6軒・1,030室 (改装・再開業477室を含む) | — |
| 横浜 | 2軒・324室 | — |
| 大阪 | 1軒・220室 | — |
| 京都 | 3軒・317室 (改装33室を含む) | 京都新阪急ホテル 325室(1月) |
| 札幌・北広島 | 4軒・957室 (札幌市内は775室) | 札幌パークホテル 216室(2月) 札幌東急REIホテル 575室(8月) |
| 広島 | 2軒・536室 | — |
| 沖縄 | 2軒・342室+ヴィラ28棟 (改装215室を含む) | — |
| 香川・奈良 | 3軒・149室 | — |
東京:新たな供給は日本橋・銀座の高価格帯と立川、残りは既存の建物の再生
東京の6軒のうち、新たに客室が増えるのは3軒です。ウォルドーフ・アストリア東京日本橋(197室)とプルマン東京銀座(145室)は、日本橋・銀座の高価格帯の供給を増やします。ウォルドーフは「東京ミッドタウン日本橋」の39〜47階に入り、三井不動産は2026年4月の発表で2027年秋の開業とし、建物が竣工した10月の発表では街区全体の開業を「2027年内」としています。立川のTHE NEXTT HOTEL(211室)は、最大1,500人を収容できる宴会場など7つの宴会場を持ち、多摩地域の宴会・婚礼の競合になります。
残る3軒は既存の建物の改装・再開業です。東京グリーンパレスを改装した東京麹町東急REIホテル(246室、2027年2月1日)、明治大学が取得した建物で再開業する山の上ホテル 東京(24室、2027年夏。少ない客室で再開業する理由は山の上ホテルはなぜ24室になる?)、歌舞伎町の既存ホテルをIHGのノーテッドコレクションに掛け替える新宿のホテル(207室)です。
横浜:みなとみらい・関内に高価格帯の2軒
コンラッド横浜(272室)は、大和地所が所有し、ヒルトンが運営します。公式発表は「2027年開業」で、日本経済新聞は5月の開業予定と報じています。THE MARITIME HOTEL YOKOHAMA BAY(52室、2027年1月末)は、2023年まで日本郵船歴史博物館だった横浜郵船ビルを、Plan・Do・Seeがホテルに転用するものです。どちらも婚礼・宴会の機能を持ち、横浜の高価格帯の婚礼市場にも影響します。
大阪:2027年は堂島浜の1軒
大阪は、2024〜2025年にフォーシーズンズホテル大阪やウォルドーフ・アストリア大阪などの大型開業が続いた後で、2027年の新規供給は三井ガーデンホテル大阪堂島浜プレミア(220室、2027年2月26日)が中心です。40階建てのビルの25〜31階に入る、宿泊主体型の上位シリーズです。
京都:駅前のシティホテル1軒分が、宿泊主体型と小規模ラグジュアリーへ
京都では1月に京都新阪急ホテル(325室)が営業を終える一方、三井ガーデンホテル京都五条(207室、3月20日)、二条城の向かいのソンテイ京都 シャングリ・ラ シグネチャーズ(77室、2026年後半から順次開業し2027年初めに全館開業)、京阪ホテルズ&リゾーツが比叡山の「ロテルド比叡」を引き継いで改装するTHE THOUSAND HIEI ── 無為奥山(33室、春)が開業します。客室の総数はほぼ変わりませんが、駅前のシティホテルが、宿泊主体型と小規模ラグジュアリーに置き換わる形です。
札幌・北広島:閉館とほぼ同数の客室が、別の業態で生まれる
札幌駅の周辺ではアパホテル&リゾート〈札幌駅前〉(500室、3月)とアパホテル〈札幌駅前西〉(168室、7月)、大通地区では東京以外で初めてのTRUNK(HOTEL) SAPPORO(107室、9月17日)が開業します。近郊の北広島市では、エスコンがFビレッジにバンヤン・グループのブランド「DHAWA」(182室、秋)を開業させます。
札幌市内では、営業を終える札幌パークホテルと札幌東急REIホテルの計791室に対し、開業は775室とほぼ同じ規模です。ただし中身は、宴会・婚礼を受けてきた札幌パークホテルや大型の札幌東急REIホテルから、駅前の宿泊主体型と高単価のライフスタイルホテルへの入れ替わりです(札幌東急REIホテルの宴会場は、営業終了後も東急ホテルズ&リゾーツが運営を続けます)。札幌パークホテルの閉館で行き場を探す宴会・婚礼・団体の需要は、宴会場を持つ既存ホテルにとって営業の機会になります。
広島:2軒・536室が同じ年に開業
ハイアットのアンダーズ 広島(235室)は、広島市中心部の再開発ビルの21〜31階に2027年に開業予定で、中国地方で初めてのハイアットです。voco広島(301室)は、サムティが開発し、IHGが運営して2027年下半期に開業する予定です。地方都市に、外資のラグジュアリーとプレミアムのブランドが同じ年に入る例です。
沖縄・香川・奈良:リゾートと地方の高価格帯
恩納村のフォーシーズンズ リゾート アンド プライベートレジデンス 沖縄は、ホテル127室・ヴィラ28棟・分譲124戸で構成し、開発会社への融資の発表(2025年11月)では本体工事が2027年7月に終わり、その後3か月の開業準備を経るとしています。那覇市では、既存の物件を改装したシティエクスプレス by マリオット沖縄那覇(215室、春)が開業します。沖縄の需給は沖縄振興予算3000億円超えへ:供給過剰下のホテル業界の勝算も参照してください。
香川ではマンダリン オリエンタル 瀬戸内が高松(92室)と直島(22室)に2027年夏に開業し、奈良県明日香村では星のや飛鳥(35室)が7月22日に開業します。
競合(コンプセット)と単価への影響
- エリアの価格の上限が上がる:マンダリン オリエンタル 瀬戸内の高松は1泊8万円以上を想定と報じられ、星のや飛鳥は1泊1室193,000円からです。地方都市にこれまでなかった価格帯が生まれ、既存の上位ホテルは「地域でいちばん高いホテル」ではなくなります。富裕層の需要がエリアに増える一方、自社の最上位の客層が流れる可能性もあります
- 開業直後は価格の圧力がかかる:新しいホテルは開業記念のプランで客を集めることが多く、東京麹町東急REIホテルも2027年3月31日宿泊分までの開業記念プランを売っています。近い価格帯の既存ホテルは、開業から数か月は値下げの圧力を受けやすくなります
- 同じ客室数でもコンプセットは組み直しになる:札幌・京都のように閉館と開業が重なる都市では、総数が横ばいでも競合の顔ぶれと業態が変わります。自社と客層・価格帯の近いホテルを選び直し、開業の前後で稼働率・ADR・RevPARを比べられるようにしておきます(指標の見方は用語解説 : 稼働率・ADR・RevPAR)
人材の採り合い
新しいホテルは、開業前から経験者をまとめて採用します。特に札幌は、2027年3月から秋にかけて4軒(957室)が開業し、同じ年に札幌パークホテル(2月)と札幌東急REIホテル(8月)が営業を終えます。閉館するホテルの経験者が新しいホテルへ移る流れが生まれ、周辺のホテルからの転職も起きやすくなります。広島(2軒)と横浜(2軒)も、同じ年に高価格帯のホテルが重なります。ラグジュアリーホテルは客室あたりに必要な人手が多く、宴会・婚礼の経験者やマネジャー層が引き抜かれやすい点にも注意が必要です。閉館するホテルがある都市では、逆に経験者を採る側に回ることもできます。
ブランドと運営方式の傾向(MC・FC・リース)
| 運営の形 | 2027年の主な例 |
|---|---|
| 運営受託(MC) 建物の所有者とは別に、ブランド会社が運営を受託する | ウォルドーフ・アストリア東京日本橋(三井不動産などが開発)、コンラッド横浜(大和地所が所有)、アンダーズ 広島(竹中工務店のグループ会社と契約)、voco広島(サムティと契約)、マンダリン オリエンタル 瀬戸内(地元企業などの出資会社)、フォーシーズンズ沖縄(ベルジャヤが開発)、東京麹町東急REIホテル(共済組合連合会の施設) |
| フランチャイズ(FC) ブランドを使い、別の会社が運営する | シティエクスプレス by マリオット沖縄那覇(ファンドが出資し、EastGateホスピタリティーが運営) |
| ソフトブランドへの加盟 | ノーテッドコレクションの新宿のホテル(SCキャピタル・パートナーズの既存ホテル) |
| 賃貸借(リース) | 山の上ホテル 東京(竹中工務店が明治大学から定期建物賃貸借で借り、Plan・Do・Seeが運営) |
| 自社開発・自社運営 | 三井ガーデンホテル2軒、アパホテル2軒、THE NEXTT HOTEL、THE THOUSAND HIEI、TRUNK(HOTEL) SAPPORO、星のや飛鳥 |
運営の形が公表されている外資の高価格帯ブランドは、いずれも運営受託(MC)で、建物はデベロッパーや地元企業、投資会社が持ちます。売上の変動はオーナーが負う形なので、建設費が上がった今は、オーナー側の採算の見方が厳しくなっています。契約の仕組みは用語解説 : HMA(ホテルマネジメント契約)、外資を誘致するときのお金のやり取りは用語解説 : キーマネーで解説しています。一方、国内ではデベロッパーや鉄道会社の系列が自社ブランドで開発・運営する例が多く、既存の建物はソフトブランドやフランチャイズで外資の予約網に乗る動きが出ています(独立系ホテルを救う外資ソフトブランド戦略)。
既存ホテルが打つべき手
- 開業日の発表と同時にコンプセットを見直す:客層と価格帯が近い新ホテルは、開業前から競合として料金を追い、開業記念プランの期間の値付けを決めておく
- 開業は「日付」が出るまで計画に入れすぎない:一覧の中でも、ウォルドーフ・アストリア東京日本橋(当初2026年)、フォーシーズンズ沖縄(当初の計画から3年ほど)、マンダリン オリエンタル 瀬戸内、DHAWA(2027年3月から秋へ)は時期がずれた。予算や販売計画に織り込むのは、開業日と予約の受付開始が発表されてからにする
- 引き留めは開業の採用が本格化する前に:処遇やシフト、キャリアの道筋を先に見直す。閉館するホテルがある都市では、経験者を採る側にも回れる
- 新ホテルが手薄な需要を取りに行く:閉館で行き場を失う宴会・団体・法人の需要や、宿泊主体型の新ホテルが受けにくい大型の宴会を、自社の強みとして営業する
- 改装とブランドの選択肢を検討する:新しい競合と並べて選ばれる理由を、客室の改装やソフトブランドへの加盟などで作れないかを検討する
参考:2028年以降に開業を予定する主なホテル
- 札幌東急REIホテルの跡:改装を経て、2028年に東急リゾーツ&ステイが運営するホテルとして再開業予定(東急の発表)
- リーガグラン広島(広島市中区):2028年6月末頃の開業予定、168室(ロイヤルホテルの発表)
- IHG「ノーテッドコレクション」の銀座のホテル:新築で2029年の開業を目指す、81室(IHGの発表)
この一覧を読むときの注意点
開業時期は、工事の進み具合や建設費、人手の確保で動きます。アンダーズ 広島が入るビルは「2027年度竣工予定」とされており、年をまたぐ可能性もあります。報道でしか確認できなかった計画(函館市の新しいホテルなど)は一覧に入れていません。競合分析や事業計画に使う際は、各ホテルの最新の発表を確認してください。本記事は2026年10月18日時点の情報に基づき、続報が出たら更新します。
まとめ
2027年は、札幌・東京・広島を中心に約3,900室のホテルが開業し、広島・瀬戸内・沖縄などの地方にも外資の高価格帯ブランドが広がる年です。札幌と京都では閉館とほぼ同じ数の客室が生まれ、総数より業態の入れ替わりが大きくなります。外資の高価格帯は運営受託、国内はデベロッパー系の自社ブランドが中心で、既存の建物をソフトブランドやフランチャイズで掛け替える動きも出ています。
既存のホテルにとっては、開業日そのものより、開業前の採用と宴会・婚礼の営業、開業直後の価格の動きのほうが早く影響します。開業の時期が「年」から「日付」に変わるタイミングを追い、コンプセットの見直しと人材の引き留めを先に始めておくことが、備えの基本です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 2027年に東京で開業する主なホテルはどこですか?
ウォルドーフ・アストリア東京日本橋(197室、2027年秋)、プルマン東京銀座(145室、2027年末)、東京麹町東急REIホテル(246室、2月1日)、山の上ホテル 東京(24室、夏)、IHGのノーテッドコレクションの新宿のホテル(207室)、立川のTHE NEXTT HOTEL(211室、3月1日)が発表されています。
Q2. 2027年に大阪・京都で開業する主なホテルは?
大阪は三井ガーデンホテル大阪堂島浜プレミア(220室、2月26日)が中心です。京都は三井ガーデンホテル京都五条(207室、3月20日)、ソンテイ京都 シャングリ・ラ シグネチャーズ(77室、2027年初めに全館開業)、比叡山のTHE THOUSAND HIEI(33室、春)です。
Q3. 2027年に札幌・横浜で開業する主なホテルは?
札幌はアパホテル&リゾート〈札幌駅前〉(500室、3月)、アパホテル〈札幌駅前西〉(168室、7月)、TRUNK(HOTEL) SAPPORO(107室、9月17日)で、近郊の北広島市にDHAWA(182室、秋)が開業します。横浜はTHE MARITIME HOTEL YOKOHAMA BAY(52室、1月末)とコンラッド横浜(272室、2027年。5月と報道)です。
Q4. 近くに新しいホテルが開業すると、既存ホテルの単価はどうなりますか?
開業直後は、新ホテルの開業記念プランなどで近い価格帯のホテルに値下げの圧力がかかりやすくなります。一方、外資ラグジュアリーの開業はエリアの価格の上限を引き上げ、富裕層の需要を呼び込む面もあります。開業日が発表された時点でコンプセットを見直し、開業前後の稼働率・ADR・RevPARを比べられるようにしておくのが基本です。
Q5. 外資ホテルはどんな契約で開業していますか?
2027年に開業する外資の高価格帯ブランドは、運営の形が公表されているものはいずれも運営受託(MC)で、建物はデベロッパーや地元企業、投資会社が持ちます。中価格帯や既存の建物では、フランチャイズ(シティエクスプレス by マリオット沖縄那覇)やソフトブランドへの加盟(ノーテッドコレクションの新宿のホテル)もあります。
Q6. 雅叙園東京のLXRホテルズ&リゾーツはいつ開業しますか?
2026年4月のヒルトンの発表では2027年でしたが、2026年7月の発表で、2026年末に「雅叙園東京 LXRホテルズ&リゾーツ」として開業する予定に変わりました。それまでは「雅叙園東京」として営業しています。運営交代の経緯は雅叙園LXR化で何が変わる?で解説しています。

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