宿泊税の最新動向【2026年11月】:これから始まる20件の施行日と、ホテルが今やること

大きな窓から光が入るホテルのフロントに、曲線を描く木目のカウンターと真鍮の呼び鈴があり、奥には椅子や観葉植物、右側にはテーブルランプが見える落ち着いた受付空間です。窓辺にも鉢植えがあります。 ホテル業界のトレンド
窓辺の観葉植物に囲まれたホテルのフロントでは、木目のカウンターに真鍮の呼び鈴が置かれています。2026年11月時点で施行を控える宿泊税20件の日程や税額を確認し、登録申請やPMS、予約経路ごとの徴収方法を整える必要があります。
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結論

2026年11月7日時点で、総務大臣の同意を得て施行を待っている宿泊税は20件あります(新設18件、税率などの変更2件)。総務省が公表している同意の資料を施行日の順に並べると、次のようになります。

  • 2027年2月1日:沖縄県(宿泊料金の2%、上限2,000円)と、石垣市・名護市・宮古島市・本部町・恩納村・北谷町
  • 2027年3月1日:和歌山県白浜町、北海道稚内市
  • 2027年4月1日:東京都(定額制から3%の定率制へ。簡易宿所と民泊も対象に)、山形市・苫小牧市(3%)、富士吉田市・富士河口湖町・鹿児島市・指宿市・雲仙市の新設と、長崎市の引き上げ
  • 2027年6月1日:大分県(1人1泊100〜2,000円)
  • 2027年10月1日:北海道北広島市(3%)

このほか、議会で条例が可決され総務大臣の同意を待っているものに鎌倉市・箱根町・岡山市があり、千葉県と千葉市は12月議会に条例案を出すと報じられています。秋田市・宇都宮市・大津市なども検討を進めています。

直近の動きから読み取れる変化は、定率制の広がり、民泊・簡易宿所への課税、県と市町村の二重の課税、免除の範囲のばらつき、事業者への支援の拡充の5つです。施行を控えたホテルは、特別徴収義務者の登録、PMSと料金マスターの設定、予約経路ごとの徴収方法と事前の案内を、施行の3か月前までに固めておくのが安全です。沖縄県のシステム改修補助金は交付申請の期限が2026年11月末に迫っています。

はじめに

宿泊税は、ここ1か月だけでも動きが続いています。10月1日に栃木県那須町と岩手県盛岡市で課税が始まり、11月1日には北海道ニセコ町が定額制から宿泊料金の3%に切り替えました。大分県は施行日を2027年6月1日(火曜日)と公表し、11月から県内各地で宿泊事業者向けの説明会を開いています。千葉市の市長は11月4日の会見で、県と同じ2028年9月の導入をめざして12月議会に条例案を出す方針を示しました。

宿泊客の側でも宿泊税が話題になっています。スポニチアネックスは11月4日、キングコングの西野亮廣さんが、宿泊税を毎回現地で払うのは面倒なので最初から宿泊料金に含めてほしいと提言したと報じました。函館では、事前に全額を決済したのに現地で宿泊税と入湯税を求められて驚いた、という記事も出ています(入湯税の解説記事で取り上げました)。徴収の窓口に立つのはホテルです。

本記事は、総務省が公表している「宿泊税の新設・変更の同意」の資料(2025年7月〜2026年9月の各回)と、東京都・大分県・沖縄県の公式の案内をもとに、これから施行される宿泊税の日付と税額、直近の変化、ホテルが施行前にやることを整理します。定率制の計算は宿泊税の定率制とは、修学旅行などの免除は宿泊税の免除:修学旅行と部活の合宿、会計処理と領収書は宿泊税の会計処理と消費税で詳しく扱っています。

編集部員
編集部員
ニュースを追っていると「導入へ」「検討」「可決」と言葉がばらばらで、いつから取ればいいのか分からなくなります。
編集長
編集長
宿泊税は、議会で条例が可決されたあと、総務大臣と協議して同意を得て、やっと施行日が来る。ホテルが準備を本格化させる目安は「総務大臣の同意」だよ。今回はそこを基準に並べてみよう。

宿泊税が始まるまでの流れ

宿泊税は、地方税法に定めのない法定外税です。自治体が新設したり税率を変えたりするには、次の手順を踏みます。

  1. 検討委員会などで制度案をまとめ、パブリックコメントを行う
  2. 議会で条例案が可決される
  3. 総務大臣と協議し、同意を得る(法定外目的税は地方税法第731条第2項)
  4. 規則・手引を定め、宿泊事業者向けの説明会と特別徴収義務者の登録受付を行う
  5. 条例を施行し、課税が始まる

総務大臣の同意は、協議から2〜6か月ほどかかっています。同意の資料には、税率、課税免除、収入見込額、施行予定日がまとまっているので、ホテルが最初に確かめる一次資料として使えます。以下の表は、この資料を施行日の順に並べたものです。

これから始まる宿泊税(総務大臣の同意済み・20件)

2026年11月7日時点で、総務大臣が同意し、まだ施行されていないものです。税額は1人1泊あたりで、「料金」は1人1泊の宿泊料金です。

施行日自治体税額
2027/2/1沖縄県料金の2%(上限2,000円)。市町村も課税する地域では県は0.8%(上限800円)
2027/2/1石垣市・宮古島市・本部町・恩納村・北谷町・名護市料金の1.2%(上限1,200円)。県の0.8%と合わせて2%
2027/3/1白浜町(和歌山)料金1万円未満200円、2万円未満300円、5万円未満500円、5万円以上1,000円
2027/3/1稚内市200円
2027/4/1東京都(変更)料金の3%。1万3千円未満は課税しない。簡易宿所・特区民泊・民泊も対象に
2027/4/1山形市料金の3%
2027/4/1苫小牧市料金の3%
2027/4/1富士吉田市・富士河口湖町200円
2027/4/1鹿児島市・指宿市200円
2027/4/1雲仙市料金5千円未満100円、5千円以上350円
2027/4/1長崎市(変更)料金6千円未満100円、2万円未満300円、2万円以上500円
2027/6/1大分県料金5千円未満100円、2万円未満200円、10万円未満500円、10万円以上2,000円
2027/10/1北広島市料金の3%
  • 出典:総務省「宿泊税の新設・変更」の同意資料(2026年2月13日・6月30日・8月28日・9月30日)。大分県は同意資料では「令和9年1月以降」とされ、県が2026年10月に施行期日を6月1日と公表した
  • 大分県:当初は2027年1月下旬の開始を予定していましたが、年明けの「九州ふっこう応援割」の精算業務や、春からゴールデンウィークの繁忙期への影響を考えて6月に遅らせたと県が説明しています
  • 長崎市:現行は1万円未満100円、2万円未満200円、2万円以上500円。変更後は6千円以上2万円未満の区分が300円になり、部活動や地域のクラブチームとして大会に参加する児童・生徒も免除に加わります
  • 北海道の市:稚内市・苫小牧市・北広島市の宿泊には、2026年4月に始まった北海道の宿泊税(料金2万円未満100円、5万円未満200円、5万円以上500円)もかかります

条例は可決済み、または条例案の提出を控えているもの

総務大臣の同意前で、施行日はまだ確定していません。報道と各自治体の資料によるものです。

自治体税額状況
鎌倉市300円9月30日に条例可決。2027年10月の導入をめざす
箱根町350円10月2日に条例可決。使い道を限らない「法定外普通税」としては全国初の宿泊税。2028年4月をめざす
岡山市200円10月16日に条例可決。市は課税開始を2027年度中ごろと見込む
倉敷市200円料金5千円以上が対象の素案。2027年10月の導入をめざすと報道
千葉県150円12月議会に条例案。2028年9月をめざす。部活動の宿泊も免除の方向
千葉市150円県の150円に上乗せ。12月議会に条例案。県と同じ2028年9月をめざす

検討段階のものでは、宇都宮市が一律定額(200〜300円)で検討する方針を示し(10月30日、検討委員会の第2回)、秋田市は2年前に見送った導入の検討を11月4日に再開しました(2027年7月ごろに方向性をまとめる)。大津市の検討委員会は今年度末に市長へ答申する予定で、静岡県の御殿場市では検討委員会が導入を「適当」と答申しました。浜松市(200円のモデルを提示)、香川県、京都府宮津市、青森県の三沢市・大鰐町なども検討を進めています。

2026年に始まった・変わった主な宿泊税

比較のために、2026年に施行されたものも並べておきます(総務省の同意資料の施行予定日による)。

施行日自治体内容
2026/3/1京都市(変更)5段階200〜10,000円。料金10万円以上は1万円
2026/4/1北海道と札幌・小樽・函館・旭川・帯広など道税は100〜500円。市町村税は別にかかる(ニセコ町・倶知安町を除く)
2026/4/1広島県、岐阜市、鳥羽市、湯河原町など新設
2026/6/1長野県と松本市・軽井沢町・白馬村・阿智村・野沢温泉村新設。料金6千円未満は課税しない
2026/7/1熊本市、宮崎市新設(宮崎市は200円)
2026/10/1那須町、盛岡市那須町は料金に応じて100〜3,000円の6段階、盛岡市は200円
2026/11/1ニセコ町(変更)定額制から料金の3%へ

導入から半年がたった北海道では、「還元が見えない」という声や、事業者の徴収の負担が増えたという声が地元紙で報じられ、広島県では市町によって税収の活用に濃淡があると報じられています。大分県は導入前から「使途検討委員会」を設けています。使い道の議論に、徴収を担う宿泊事業者として加わっておくことも、運営側の仕事のひとつになってきました。

直近の動きから読み取れる5つの変化

1. 定率制が広がる

これまでの宿泊税は「1人1泊200円」のような定額制が中心でした。2027年には、東京都・山形市・苫小牧市・北広島市が宿泊料金の3%、沖縄県が2%(市町村課税の地域では県0.8%+市町村1.2%)と、定率制が一気に増えます。定率制では、宿泊者ごと・泊ごとに税額が変わるため、PMSで1人1泊あたりの素泊まり料金を正確に持っていないと計算できません。東京都は課税標準額の100円未満を切り捨ててから3%をかけるなど、端数の処理も自治体ごとに決まっています。計算の詳細は定率制の解説記事にまとめました。

2. 民泊・簡易宿所にも課税が広がる

東京都はこれまで、旅館・ホテルの宿泊だけに課税してきました。2027年4月からは簡易宿所、特区民泊、住宅宿泊事業(民泊)も対象になります。2026年以降に新設された宿泊税は、ほぼすべてが最初から民泊を対象に含めています。ホテルにとっては、価格で競合する民泊・簡易宿所にも同じ税がかかるようになり、「宿泊税がかからない分だけ安い」という差がなくなります。

東京都主税局の「特別徴収義務者登録編」(2026年6月作成)は、新たに対象になる簡易宿所・特区民泊・住宅宿泊事業者に、年度末は混み合うので2026年12月までに登録を申請するよう求めています。

3. 県と市町村の二重の課税が増える

北海道、長野県、沖縄県、そして計画中の千葉県では、県(道)と市町村の両方が宿泊税を課します。県税と市町村税の関係は地域ごとに違います。

  • 沖縄県:市町村も課税する6市町村では、県税0.8%と市町村税1.2%の合計2%(上限は県800円・市町村1,200円)
  • 北海道:道税(100〜500円)に市町村税が上乗せされる。ニセコ町・倶知安町は町が道税分を納入するしくみ
  • 千葉県・千葉市(計画):県の150円に市の150円を上乗せし、千葉市内は計300円

申告・納入の窓口が1つになるのか2つになるのか、様式や交付金がどうなるのかは、地域ごとの手引で確かめる必要があります。

4. 免除の範囲がばらばら

同じ年に始まる宿泊税でも、免除の範囲はそろっていません。

  • 子どもを免除:白浜町・那須町は12歳未満、指宿市は12歳になった後の最初の3月31日まで(小学生以下)
  • 部活動・大会も免除:沖縄県と県内の6市町村、長崎市(変更後)
  • 課税免除なし:盛岡市・宮崎市(総務省の資料で「課税免除等 なし」)
  • 料金で線を引く:東京都は1人1泊1万3千円未満、長野県は6千円未満を課税しない

複数の地域にホテルを持つチェーンは、地域ごとの免除の条件をPMSとフロントの手順に落とし込む必要があります。修学旅行・部活動の扱いは免除の解説記事で12自治体を比べています。

5. 事業者への支援が厚くなる

徴収を担うホテルへの支援も変わってきました。

  • 東京都:特別徴収交付金(申告納入額の2.5%)の年100万円の上限を撤廃。3か月ごとの申告を選べる特例の納入額の要件をなくし、申告の様式を作るアプリも提供する
  • 大分県:納期内に納入した額の1,000分の25(2.5%)を特別徴収報償金として交付
  • 沖縄県:宿泊税に対応するシステム改修を補助率10/10、1施設200万円まで補助。対象は税額の計算機能、月ごとの宿泊者数と税額の集計機能、領収書に宿泊税を印字する機能など。交付申請は2026年11月末まで(延長後)で、予算に限りがある
  • 北海道北広島市など、市町村でもシステム整備の補助を設けるところがある

沖縄県は、補助金の公式サイトに似た名前のサイトや「自己負担なし」を強調する勧誘が報告されているとして、注意を呼びかけています。補助金を使ってシステムを入れる場合は、県の案内にある事務局に直接確かめてください。

編集部員
編集部員
箱根町の「普通税」は、ほかの宿泊税と何が違うんですか?
編集長
編集長
これまでの宿泊税は、使い道を観光振興に限る「目的税」だった。箱根町は使い道を限らない「普通税」にして、住民向けの行政サービスにも使えるようにする。ホテルにとって徴収の手間は変わらないけど、ゲストに「何に使われるの?」と聞かれたときの答え方は変わってくるね。

ホテルが施行前にやること

大分県や東京都の案内をもとに、施行日から逆算した手順をまとめました。施行まで時間があるように見えても、システムの改修とOTAの設定には数か月かかります。

施行の6か月前まで:制度を読み、担当と業者を決める

  • 条例・規則・手引を手に入れ、説明会に出る:大分県は11月に県内各地で説明会を開いている。課税の対象になる「宿泊料金」の範囲、端数、免除、申告の期限は、自治体の手引で確かめる
  • 特別徴収義務者がだれかを決める:東京都の手引では、特別徴収義務者は営業許可の名義にかかわらず「営業による損益が最終的に帰属する実質的な経営者」とされている。運営委託(MC)やリースで所有・運営・許可の名義が分かれているホテルは、誰が登録するのかを契約と照らして決めておく
  • PMS・予約エンジン・POSのベンダーに改修の予定を聞く:補助金があるなら、申請の締切から逆算する

施行の3か月前まで:登録と料金マスター

  • 特別徴収義務者の登録を申請する:新しく経営を始める施設は、東京都・大分県とも経営開始の5日前まで。既存の施設は自治体の指定する時期に申請する(東京都の新規対象の事業者は2026年12月まで)
  • プランの料金を「素泊まり」と「それ以外」に分けて持つ:大分県の案内では、宿泊料金は食事料金と消費税を除き、サービス料を含む額。清掃代・寝具使用料・入浴代は含み、会議室や休憩の料金、入湯税、立替金、心付けは含まない
  • 1人あたりの料金の出し方を決める:大分県の例では、1室税抜20,000円のツインに1人で泊まれば500円、2人なら1人10,000円で200円×2人。エキストラベッド7,000円を足して3人なら、27,000円÷3人=9,000円で200円×3人。料金のかからない添い寝の子どもは課税しない
  • デイユースの扱いを確かめる:大分県は日帰り利用を対象外としつつ、午前0時をまたぐ6時間以上の利用は課税する

施行の2か月前まで:予約経路と事前の案内

宿泊客とのトラブルが起きやすいのはここです。宿泊税は、施行日より前に予約や決済が済んでいても、施行日以後の宿泊なら課税されるのが一般的です(自治体の条例の附則で確かめてください)。

  • 予約経路ごとに、どこで税を受け取るかを決める:自社サイトの事前決済に宿泊税を含めるのか、OTAの事前決済分は現地で別に受け取るのか。経路で扱いが違うなら、その違いをフロントが説明できるようにする
  • 施行日をまたぐ予約に連絡する:施行日以降の宿泊の予約客に、宿泊税がかかること、金額の目安、支払い方法をメールで伝える。現地で初めて知らされると、「全額払ったのに」という不満になる
  • OTAの施設ページ、自社サイトの料金表示、予約確認メールの文面を直す:定率制の地域では「宿泊料金の3%(1人1泊13,000円以上の場合)」のように、条件まで書く

施行の1か月前まで:フロントと経理

  • 領収書に宿泊税を分けて書く:宿泊税を宿泊料金と区分しないと、消費税の扱いで問題になる。記載のしかたは会計処理の解説記事を参照
  • 免除の証明書の受け取り方を決める:修学旅行などの免除は、学校長などの証明書の提出が条件になる自治体が多い。団体予約の段階で証明書を依頼し、チェックインまでに受け取る
  • ゲストへの説明文を用意する:日本語と英語で、税額、使い道、免除の条件を短くまとめたカードやQ&Aを作る
  • 申告の締切を経理の予定に入れる:多くの自治体は、各月の宿泊分を翌月末までに申告・納入する。東京都は3か月ごとの申告を選べる特例を広げる

まとめ

  • 2026年11月7日時点で、総務大臣の同意を得て施行を待つ宿泊税は20件。2027年2月1日の沖縄県と6市町村、4月1日の東京都(3%)・山形市・鹿児島市など9件、6月1日の大分県が大きな節目
  • 鎌倉市・箱根町・岡山市は条例が可決済み。千葉県・千葉市は12月議会に条例案を出し、2028年9月をめざす
  • 定率制、民泊・簡易宿所への課税、県と市町村の二重課税、免除のばらつき、事業者支援の拡充が、直近の変化
  • ホテルは、特別徴収義務者の確定と登録、素泊まり料金を分けた料金マスター、予約経路ごとの徴収方法と事前の案内を、施行の3か月前までに固める
  • 沖縄県のシステム改修補助金(10/10、1施設200万円まで)は、交付申請が2026年11月末まで

よくある質問(FAQ)

Q1. これから宿泊税が始まるのは、どこですか?

2026年11月7日時点で総務大臣が同意しているのは、沖縄県と石垣市・名護市・宮古島市・本部町・恩納村・北谷町(2027年2月1日)、白浜町・稚内市(3月1日)、東京都の変更・山形市・苫小牧市・富士吉田市・富士河口湖町・鹿児島市・指宿市・雲仙市・長崎市の変更(4月1日)、大分県(6月1日)、北広島市(10月1日)の20件です。

Q2. 東京都の宿泊税は、いつ変わりますか?

2027年4月1日からです。宿泊料金(1人1泊)の3%になり、1万3千円未満の宿泊は課税されません。簡易宿所・特区民泊・民泊も対象に加わります。改正条例は2026年3月27日に可決され、6月30日に総務大臣が同意しました。

Q3. 施行日の前に予約・決済された宿泊にも、宿泊税はかかりますか?

宿泊税は宿泊という行為に課される税なので、施行日以後の宿泊であれば、予約や決済が施行前でも課税されるのが一般的です。正確な扱いは各自治体の条例の附則と手引で確かめ、該当する予約客には事前に知らせておくのが安全です。

Q4. 民泊や簡易宿所にも宿泊税はかかりますか?

2026年以降に新設された宿泊税の多くは、旅館・ホテル・簡易宿所と住宅宿泊事業(民泊)の宿泊を課税の対象にしています。東京都は、これまで対象外だった簡易宿所・特区民泊・民泊を2027年4月から対象に加えます。

Q5. 宿泊税に対応するシステム改修の補助はありますか?

自治体によってあります。沖縄県は補助率10/10、1施設200万円までの補助を設けており、交付申請の期限は2026年11月末です。北海道北広島市なども補助を設けています。対象や期限は自治体ごとに違うので、公式の案内で確かめてください。

Q6. 県と市町村の両方が宿泊税を課す地域では、税額はどうなりますか?

地域ごとに違います。沖縄県では、市町村も課税する6市町村は県0.8%と市町村1.2%の合計2%です。北海道では道税(100〜500円)に市町村税が上乗せされます(ニセコ町・倶知安町は町が道税分を納めるしくみ)。千葉県と千葉市は、それぞれ150円の計300円とする計画です。

参考資料

  • 総務省 報道資料「宿泊税の新設・変更」(2026年2月13日、3月27日、6月30日、8月28日、9月30日)と各回の同意資料
  • 東京都主税局「宿泊税」「宿泊税の見直し」、宿泊事業者のみなさまへ「宿泊税特別徴収義務者登録編」(令和8年6月作成)
  • 大分県「大分県宿泊税制度」(2026年10月21日更新)
  • 沖縄県「沖縄県宿泊税への対応に向けたシステム改修等補助金」(2026年9月4日更新)
  • 報道:日本経済新聞、朝日新聞、NHK、カナロコ、山陽新聞、千葉日報、チバテレ、下野新聞、静岡新聞、スポニチアネックスなど(2026年9〜11月)

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